☆イベント開催レポート☆

感情的にならない子育て~怒鳴らない、叩かない子育てを考える~

講師 高祖常子先生

 


愛しているからこそ、感情的になりやすい子育て、寝不足だったり、疲れているとイライラして、怒鳴ってしまったり、手がでてしまったり、どう接したらいいのか悩んでしまうパパやママ達へ、親としてどう受け止め、どのように接したら良いのかを子育てアドバイザー高祖常子さんに教えて頂きました。

この度の講座は参加型形式で、その場で高祖先生が提示したアンケートに受講者がクリック回答すると、すぐ回答集計が表示されたり、先生の問いかけにチャットで答えたり、皆さん画面から目が離せなかったと思います。また、具体的なコミュニケーション例もたくさん教えて頂きました。参加された皆さんも、チャットに表示された悩みや質問の回答に共感したり、ホッとしたり、私だけじゃなかった、と安心された方が多かったようでした。

 

最後のアンケートでは、叩かない子育てを実践してみよう!と決意されたかたが大変多く、お子様との良好なコミュニケーションのヒントをたくさん頂けた講座となりました。

子育てアドバイザー高祖常子さんプロフィール

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事のほか、子育て支援や共働き支援など、子育てと働き方などを中心とした講座を全国で行っております。そして、『男の子に厳しいしつけは必要ありません(本について詳しくは)』など、多数の著書も執筆されています。

 

※著書についてはこちらから→https://www.tokiko-koso.com/books 

※もっと高祖先生を知りたい方はこちらから→https://www.tokiko-koso.com/profile



ご受講者様からの声を一部ご紹介します


わたしが怒りっぽいので、子供も怒りっぽいのかと思っていたのですが、わたしも困っていて、子供も困っていたのか、と気付きました。お互いに困りごとに寄り添えたら、感情的になることも減るのかなと思い、未来が少し明るくなりました。



 お話しを聞く中で、自分の子育てを少しだけ俯瞰して見られた気がしました。 また、参加者のチャットを見ていると、みな同じようなことでもどかしさを感じているんだなと、どこかホッとしました。ありがとうございました。

 




高祖先生から皆様へ♪

講座内でたくさんの質問を頂き、全ての質問を読み上げる事ができなかったので、後日高祖から質問に対する回答を頂きました。高祖先生ありがとうございます。

是非、講座内容を思い出しながらご一読ください。そして、愛ある子育ちの為にご活用ください。皆様の幸せな子育てを応援させて頂きます。


ご受講者様からの質問①

 

子どもと関係のない、騒音や仕事、家族の関係での不安で、子どもの言動にイライラしています。親の機嫌で、ダメ出しや、きつくあたってしまいます。安定した気持ちで接したいと思っています。ヒントをいただけたら、嬉しいです。

高祖先生からの回答

「子どもと関係ないことの不安で」とご自身が把握していらっしゃるところが素晴らしいです。騒音は調整が難しいのかもしれませんが、仕事や家族の関係で見直しをしたり、調整をお願いしたりはできないでしょうか。まず「どうなっていたらいいのか」「どうしたらもうちょっと居心地よく過ごせるのか」を考えて手当てをしてみましょう。子どもの言動に親の機嫌でイライラをぶつけてしまったときは、親自身もつらいですよね。「ごめんね、イライラして強く言っちゃった。気を付けるね」など、子どもに伝えれば大丈夫。本音を打ち明けて、子どもと一緒に楽しい時間を作っていきましょう。



ご受講者様からの質問②

 

 

人に迷惑をかけない、危険も回避したいからちゃんとしつけたい気持ちと、子供ならではの発想力、面白いアイデアを伸ばしてあげたい気持ちがぶつかり合うどうしたら?

 

 

 

高祖先生からの回答

まず「叱ること」を減らしてみましょう。自分が危険、相手が危険なことは回避した方がいいですよね。そんな基準で「今日叱ったけど、あれは必要だったかな」など落ち着いた時間にちょっと考えてみるといいかもしれません。そして「人に迷惑をかけない」というのは、相手に聞いてみないとわからないこともあります。みんなとは違う意見を言ったとき、でももしかしたらその方がよかったり、みんな遠慮して思ったことを言えていなかったことがあるかもしれません。子どもの行動や考え方をちょっと眺めて見るように心がけてみるのもいいですねー「こんな風に感じたんだ」「こんなことに興味を持つんだな」など、少し羽目を外しても許せる範囲なら、とことんやらせてみると、子どもの発想や想像力で遊びが広がることがありますね。


高祖先生、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 京都大学 小山田研究室